ネットが一般に普及しはじめた最初の頃は、seo対策として相互リンクというものがもてはやされていました。
これはサイト同士で互いにリンクを張り合う行為で、サイト主が直接申し込んでやることも
ありましたし、募集サイトなんてものも存在して、そこに登録してリンクを張り合う相手を
探すなんてことも行われていました。
さらには自動でリンクを張ることができる便利ツールというのも登場し、設置した後は
完全に放置しておくだけで次々とリンクが集まるというような事をしていた人もいます。
今では到底考えられないseo対策の歴史ですが、当時はそれでもけっこうseo対策の効果があってもてはやされていたのです。
しかし、今ではこのような行為をしている人はほとんどいなくなってしまいました。
なぜかといえば、検索エンジンのアルゴリズムが変わってしまい、このようなリンクを
かき集めてもあまり意味がなくなってしまったからです。
検索エンジンのアルゴリズムが変更されたことで、相互リンクをやる人はほとんどいなくなりましたが、
これが完全に無意味というわけではありません。
被リンクを獲得するのは、今でもseo対策としてはわりと有効ですから、
巨大サイトなどからリンクをしてもらうと、検索順位が大きく上がることもあります。
しかし、それが自然なリンクなのかどうかということがかなりシビアに問われるようになってきています。
例えば、ランキングを意図的に操作する目的でリンクをかき集めたりすると、
検索エンジンにペナルティを受けてしまう可能性を否定できません。
リンクが何本までならOKという明確な基準が示されているわけではないので、
どれくらいやると不自然なのかは明確には言えませんが、とにかくあまりおかしな事はしない方がseo対策上無難です。
リンクはユーザーに役立つと思われるものだけを自然な形で張っておくのが一番です。
そして良質なコンテンツを作ることに力を傾けるべきでしょう。